航空産業非破壊検査トレーニングセンターの受講者を再募集
兵庫県は、航空機産業における非破壊検査員養成のため、国際認証規格(NAS410)に準拠した国内初の訓練機関となる「航空産業非破壊検査トレーニングセンター」をH29年に開設しました。
このたび、下記により、本センターで実施する「浸透探傷(PT)」及び「磁粉探傷(MT)」の応用講習(令和4年度 第2回)の受講者を再募集します。
1 講習内容
講習名 区分 講習期間 受講料 定員
※1 ※2 ※3
浸透探傷 応用 令和5年3月14日(火)~3月16日(木) 141,000円 5人
(PT) 講習 [3日間、計20時間]
[2回目]
磁粉探傷 応用 令和5年3月6日(月)~3月8日(水) 290,000円 5人
(MT) 講習 [3日間、計20時間]
[2回目]
受講希望の方は、事前に下記の要件(①又は②)を満たしていることを、ご確認ください。
① 受講する非破壊検査方法について、JIS Z 2305 レベル2 の資格を有していること。
JIS Z 2305と同等の資格として、ASNT(米国非破壊試験委員会)のACCP資格又はBINDT(英国非破壊試験協会)のPCN 資格(航空宇宙セクター以外)も可。
② 受講する非破壊検査方法について、(一社)日本非破壊検査協会の定めるJIS Z 2305レベル1及びレベル2 の訓練に係る訓練実施記録を有していること。
(4項参照)
※ NAS 410 の受験申請時に提出する訓練実施記録の有効期間は、3年間です。
※1 応用講習:NAS 410[Leve1 1・2]準拠
NAS 410 に基づく「試験」の受験には、本講習の受講後に発行される「訓練実施記録」に
加え、「OJT(経験)記録」、「視力要求事項」等の証明書が必要。
※2 上記受講料のほか、講習に使用する書籍(別途指定)の購入が必要です。
※3 受講希望者が少なかった場合、講習を開催しない場合があります。
※ 基礎講習(JIS Z 2305[Leve1 1・2]準拠)につきましては、今回実施しません。
2 会場
航空産業非破壊検査トレーニングセンター(兵庫県立工業技術センター内)
住所:神戸市須磨区行平町3-1-12 JR 神戸線鷹取駅徒歩7分
3 募集要件
(1) 対象
航空機産業における非破壊検査員の確保が必要な中堅・中小企業等
(2) 募集期間 令和4年12月27日(火)~令和5年1月31日(火)
※応募が少なかったので、期間を延長し、再募集します。
(3) 申込方法
兵庫県立工業技術センターWebサイトからお申し込みください。
URL:https://www.hyogo-kg.jp/about/koku
(4) 受講決定
・ 応募者多数の場合は選考により決定します。
・ 受講決定にあたり、1項の枠内の要件に示すJIS Z 2305の①資格証明書又は②訓練実施記録の写しを提出いただきます。
4 JIS Z 2305訓練実施記録について
(一社)日本非破壊検査協会にて実施のJIS Z 2305レベル1及びレベル2の訓練受講終了後に発行。
【参考】協会Webサイトにて講習会の募集を行っています。
URL: http://www.jsndi.jp/education/class/
《会場》 東京、大阪 ※年2回開催
《受講料》 PT[Leve1 1・2] MT[Leve1 1・2]
受講料 90,200 80,300
※ 定員になり次第募集終了
※ 講習会はレベル1、レベル2に分かれているので、各々申込みが必要です。
※ 12月~1月実施の講習会にお申し込みで、当センターの応用講習受講希望の方は、訓練実施記録の発行前となりますので、その旨ご連絡ください。
5 受講企業への支援制度
厚生労働省の「人材開発支援助成金(経費助成、賃金助成)」の活用が可能な場合があります。
詳細は各都道府県のハローワークにお問い合わせください。
【補助上限】経費助成:1社あたり上限7万円~50万円(助成率30%~60%)賃金助成:訓練時間数×380円~960円、上限1,200時間~1,600時間
※上限額・助成率は、利用コース、企業規模等により異なります。
6 NAS 410に基づく非破壊試験技術者認証に係る資格試験
資格試験を受験しようとする者は、当講習とは別に、受験申請までに、所定の時間数のOJT(経験)を積む必要があります。
※ 最初の講習後、1年以内に認証を受けていない者は、受験前にリフレッシュ訓練(別途募集:有料)を受ける必要があります。
※ レベル2の資格試験に不合格となり再試験を受験する際には、不合格となった受験パート(専門試験・実技試験)について再訓練(別途募集:有料)を受ける必要があります。
※ 令和4年度資格試験は、航空産業非破壊検査トレーニングセンターで、12月に実施する予定です。(6月、12月の年2回を予定しています。)
※ 試験制度の詳細はNANDTB-JapanのHPを、参照してください。
http://www.jsndi.jp/nandtb/
7 問合せ先
(1) 航空産業非破壊検査トレーニングセンター全般に関すること
兵庫県 産業労働部 地域産業立地課 ものづくり支援班
TEL: 078-362-3334
(2) 受講者募集に関すること
航空産業非破壊検査トレーニングセンター(兵庫県立工業技術センター内)
TEL: 078-731-4033
(3) NAS 410に基づく非破壊試験技術者認証制度の全般に関すること
NANDTB-JAPAN事務局( (一社)日本非破壊検査協会 )
TEL:03-5609-4014
(4)NAS 410資格試験に関すること
(一社)日本非破壊検査協会
TEL:03-5609-4014
(5) 人材開発支援助成金に関すること
各都道府県のハローワーク
【参考】航空産業非破壊検査トレーニングセンターで訓練を実施する非破壊検査方法
検査方法 概 要
浸透探傷 浸透液の指示模様により表面のきずを検出
(PT)
磁粉探傷 磁粉の指示模様により表面付近のきずを検出
(MT)
超音波探傷 超音波の反射により内部のきずを検出 ※今回募集はありません。
(UT)